「英語で日常会話できるぐらいは話せるようになりたい」
英語学習をしている方や英語に興味がある方と話をしている時、「どの程度英語を話せるようになりたいのか?」についての話をすると、結構な割合で上記のような返答が返ってきます。
僕も英語学習を始めて間もない時は同じことを考えていました。
「とりあえず日常会話ぐらいはできるようになりたいなって」
「よくよく考えると日常会話って範囲が広いと思いませんか? しかも、今一あやふやですよね?」
例えば、TOEICでOO点以上取りたいなど、テストの点数で測れる英語力ならばわかりやすいです。
または、仕事で困らない程度の英語力とかならば仕事の内容にもよりますが、ある程度必要な英語力はわかるかと思います。
ですが、それが「日常英会話」となると範囲が広すぎです。
はっきり言って日常会話ってなんでもありということです!
「政治の話」「仕事の話」「趣味の話」「歴史の話」「映画の話」「家族の話」などなど例をあげればいくらでも出てきます!
みなさんが言う日常会話とはどの程度なのかは人によって様々ですが、日常会話って実はレベルが高いなと言うことに気がつきました。
皆さん!そろそろ気がついた方がいいですよ!
「日常会話って実は難しいんです!!」
もし、これから英語学習を始めると言う方、またはすでに学習を始めている方で「とりあえず日常会話ぐらいはできるようになりたい」と考えている方は心して英語の勉強に取り組んだ方がいいですよ!
とはいえ、人によってどの程度の英語を話せるよになりたいのかは違うと思うので一概にはいえませんが、
僕がこれまでに、英語学習を続けてきて日常会話の難しさを身にしみているので、その経験を元に「日常会話をするに当たって必要な4つの事」について記事にしたいと思います。
日常会話が難しいと言う理由について
日常会話が難しいと言う理由は、何よりも話の話題の範囲が広いと言うことにつきます。
当たり前ですが、決まりきった日常会話なんてあまりないです。
朝の挨拶とか、今日の予定を聞くなどの会話ならばまだしも、そのほかの話題はもう無限大です。
ビジネスで必要とされる英語では、この質問が来たらこう返すなどと言う定型文もある程度はあります。
英会で会話をする時にありがちなこと
英語で会話をしたことがある方は経験があるかもしれませんが、
「会話が続かない・・・・」
「話題があっても英語でなんていえばいいのかわからない・・・」
「話に全然ついていけない・・・・」
などと言った経験。
特に、英語学習を始めたばかりの時は英語のボキャブラリーが少ないので必ず言葉につまります。
僕も、自分の知っているボキャブラリーをすぐに使い切ってしまい、すぐ沈黙になりました。
自分が全く知らない話題だともう何も言葉が出てこなくなります・・・。
「日常会話ができるぐらい」ってどの程度なのか?
では、日常会話ができる程度って一体どの程度なのでしょうか?
これは人によって違うかと思います。
因みに僕が考える日常会話程度の英語力は、
「英語圏で英語だけで基本的な事はなんでも自分でできるぐらいの英語力」だと考えています。
例えば、
銀行口座の開設などの手続きなどの日常生活での必要な手続き、もし何か問題が発生した場合に最低限、自分で対処できるぐらいの英語力ですね。
とりあえず、日常生活で日本語でなくても困らないぐらいの英語力が「日常会話程度の英語力」ではないかと。
ここで、勘違いがないように先に述べておきますが、必ずしも難しい英語表現を知っているとか、スラングを知っているとか、ネイティブの方の言っている事がほぼ理解できるということではありません。
難しい表現や単語を知らなかったり、文法が間違っていたりしたとしても相手に自分の言いたいことを何とかして伝える表現方法を知っているかが重要と言うことです。
何かを説明したいときその単語がわからない時など、その単語の特徴を違う言い回しでいかに相手に伝えられるかどうかがとても重要だと。
以前の記事、「日本人が本当の意味で英語ネイティブになれない理由!日本人訛りがあっても恥ずかしくなんかない!」でも書きましたが、例え日本人訛りがあったとしても、相手にしっかりと自分の言いたい事を伝える事が大事だと言う事です。
日常会話で重要な「4つ」のこと!
僕が考える日常会話での重要「4つ」のことについて、
- 相手の言ったことに対して返答する「瞬発力」
- 相手が言ったことに対しての「理解力」
- 相手が言ったことに対しての「予測力」
- 相手の国の文化や考え方に対しての「予備知識」
です。
たくさんの英語表現やスラング、英単語などを知っていれば知っているほど自分の表現の質も上がります。
ですが、それ以外にも上記の「4つ」を鍛えることも大切だと考えています。
そうすれば、ある程度は日常生活であまり困ることはない日常会話はできると。
もちろん、ある程度の英語力がある事が絶対条件です!
相手の言ったことに対して返答する「瞬発力」
ここで僕が考える瞬発力とは、相手との会話で相手に対して瞬時に返答できる瞬発力です。
相手が言ったことに対して、どのように自分の頭の中で処理するかは関係ありません。
英語→日本語→英語 でもいいですし。
英語→英語 でもいいです。
とにかく、相手が言ったことに対して日本語で返答するように瞬時に返答できる瞬発力が大切です。
いちいち、頭の中で「この英語で間違っていないか?」などといったことを考える前に、瞬時に返答できるぐらいの瞬発力が大切かと。
「会話のキャッチボールをする」などと言われますが、まさにそれです!
相手がボールを投げてきたらすぐにキャッチして、投げ返す。
ボールを落としてばかりいたり、誰もいないところにボールを投げてばかりいたらキャッチボールは成立しませんよね?
それと同じ事が会話でも言えます。
相手が言ったことに対しての「理解力」
これは、相手が何を言いたいのか、何を言おうとしているのかをしっかり理解する理解力です。
もちろん英語のある程度のボキャブラリーもないと英語自体を理解できないですが、それでも自分の知ってる単語を拾って、今までの話の流れから何を言いたいのかを予測する事も可能です。
これは、相手に対しての理解力とも言えますね。
一緒にいる時間が長ければ長いほど相手のことを理解できるようになるかと。
英語自体の理解だけではなくて、会話をする相手を理解しようとする事が大切だと言う事です。
相手が言ったことに対しての「予測力」
これは、けっこう重要だと個人的に考えています。
相手の言っている英語がほとんど理解できないと言う場合などには、この予測力が必要になります。
前もって予測ができれば、返答もある程度すぐに返すこともできるようになりますしね。
自分が知っている得意な話題ならば、ある程度スラスラと話す事が出来るのは話の内容が予測出来るからと考えています。
僕自身も相手の英語が理解できない場合は、必死で予測して何かしらの返答を当てずっぽうでもする時もあります。
たまに、おかしな返答をしてしまうこともありますけどね。
それはご愛嬌ですw
僕も、後になって「間違った!恥ずかしぃ」って反省することが頻繁にあります。
相手の国の文化や考え方に対しての「予備知識」
これは、上記でも少し触れていますが、「相手に対しての理解力」とも言えますね。
要は、会話をする相手の国の「文化」「習慣」「物事の考え方」などの一般常識などの予備知識のことを言います。
日本では当たり前のことでも、国が違えば非常識になることだってありえます。
以前の記事、「日本人が本当の意味で英語ネイティブになれない理由!日本人訛りがあっても恥ずかしくなんかない!」でも書いていますが、育った国・環境が違えば、「習慣」も「文化」も「一般常識」だって変わります。
ですので、相手の国の「文化」「習慣」その人の「物事の考え方」などの予備知識が少しでもあるだけでも日常会話をする上でとても重要だと思うのです。
もちろん、その国の文化や習慣などは、理解することが難しい事もあるかもしれませんし、理解出来ないこともあるかもしれません。
それに、その国の習慣などを理解するには、実際に現地に長く滞在し、自分自身で体験してみないと分からない場合もあります。
それでも、短期で旅行に行く際や、留学などで海外に行く際に、たとえ少しでも滞在する国の「文化」や「習慣」などの一般的常識の予備知識は必要だと個人的に思っています。
ちなみにですが、
そんな、海外の「一般常識」「文化」「習慣」など 海外の方の「物事の考え方」などを学ぶことができる英語教材、カナンアカデミー「英会話eラーニング講座」なんてのもあります。
以前に、「英会話をさらに上達させたいあなた! 相手のことを知る学習も大切! 文化・考え方・習慣などが学べるそんな英語教材!」の記事でも紹介していますが、
この講座は、「アメリカ人の一般常識など」を学ぶという点に特化していて、それらを学び英会話の上達を目指すという大変ユニークな英語教材です。
まとめ
日本語と同じぐらい英語で日常会話ができるよになるのは、本当に難しいです。
日本語と同じぐらいと言うことは、自分の言いたいことをスラスラと言えると言うことです。
頭の中で英語から日本語に、そして英語に翻訳していたら時間がかかりすぎて会話になりません。
英語自体の知識(ボキャブラリーなど)も、もちろん大切です!
ですが、それ以外にも上記で挙げたような「4つの事」も、人と会話をすると言う点ではとても重要な事だと僕は考えています。
日常会話は、本当になんでもありの世界ですよw