「How are you?」と聞かれて、毎回「I’m fine, thank you. And you?」で返していませんか?
私も、英語を学習しだした頃は、学校で習ったこともあり何の疑問も持たずに、この表現を使って返答していました。
もちろん間違いではありませんが、実はネイティブはほとんど使わない表現ということに気がつきました。せっかく英語を学ぶなら、もっと自然でこなれた受け答えをマスターしたいですよね。
この記事では、ネイティブがよく使う「How are you?」の返し方10パターンを紹介します!
「How are you?」の返し方10パターン
I’m good(アイム・グッド)
最もよく使われる定番のカジュアル返答です。「fine」よりも自然でよく耳にする表現です。大抵、例文のように「あなたはどう?」のように相手に聞き変して使われます。
意味:元気だよ/調子いいよ。
シチュエーション:フォーマル・カジュアル問わず使える定番の返し。
例文:
A: How are you? (元気?)
B: I’m good, thanks. And you? (元気だよ、ありがとう。君は?)
Not too bad.(ノット・トゥー・バッド)
ポジティブすぎず、自然体な印象を与えられる表現。照れ屋さんにもおすすめ。
意味:まぁまぁかな/悪くないよ。
シチュエーション:調子が完璧じゃない時にも使えるポジティブ寄りな表現。
例文:
A: How are you doing today? (調子どうだい?)
B: Not too bad. (今日はまぁまぁだよ。)
Pretty good.(プリティ・グッド)
「good」よりも少しテンション高めに伝えたいときに。ポジティブさがアップします。
「pretty」というと「可愛らしい」という意味の単語ですが、この場合副詞としての意味で「かなり」「相当」といった意味で使われます。私も初めて聞いた時は、「pretty=可愛らしい」だったので、意味がわかりませんでしたが、実は意味が違うので勘違いしないように注意が必要です!
意味:かなりいい感じ!
シチュエーション:カジュアルな場面で気分が良い時に。
例文:
A: How are you? (元気?)
B: Pretty good! (かなり元気だよ!)
I’m doing well.(アイム・ドゥーイング・ウェル)
丁寧さもあり、ビジネスや目上の人との会話で安心して使える表現。
「I’m doing great! 」と「well」の部分を「great」に変えて使われることもあります。
意味:調子いいです。
シチュエーション:少しフォーマルな印象を与える丁寧な表現。
例文:
A: How are things? (調子どうだ?)
B: I’m doing well, thank you.(すごく順調です!ありがとう)
Same as always.(セイム・アズ・ユージュアル)
会話をカジュアルに始めたいときに使える表現。相手に「あなたは?」と返しやすくなります。
意味:いつも通りかな。
シチュエーション:特に変化がない時の無難な返し。
例文:
A: How’s it going? (調子はどう?)
B: Same as always. (相変わらずだよ。)
Could be better.(クッビー・ベター)
少し疲れているときや、正直にそこまで良くない日でも、暗くなりすぎない絶妙な表現です。
意味:まぁ、もっと良くてもいいけどね/まぁまぁかな。
シチュエーション:あえてネガティブすぎず、本音をちらっと見せたい時。
例文:
A: How are you? (調子はどう?)
B: Could be better. (まぁ、もう少し良くてもいいかな。)
I’m hanging in there.(アイム・ハンギン・イン・ゼアー)
忙しい時期やちょっと大変な日常を表現したいときに。共感を呼ぶフレーズ。ポジティブに踏ん張っている気持ちを表す言い回し。
意味:なんとかやってるよ。
シチュエーション:辛い時期だけど頑張っている時に。
例文:
A: How’s it going? (調子どうだい?)
B: I’m hanging in there. (なんとかやってるよ。)
I’m a bit tired, but okay.(アイム・ア・ビッド・タイアード(バッド・オケー))
あえて正直に体調を伝えるのもアリ。ただしネガティブすぎない言い回しがポイントです。
意味:ちょっと疲れてるけど、大丈夫。
シチュエーション:正直な体調を表現しつつもポジティブに返したい時。
例文:
A: How are you feeling? (調子どう?)
B: I’m a bit tired, but okay. (ちょっと疲れてるけど、元気だよ。)
Never been better!(ネバー・ビーン・ベター)
「最高にハッピー!」な気持ちをそのまま表すフレーズ。
ちなみに、声のトーンや表情によっては、皮肉として使うこともあります。
たとえば、明らかに体調が悪そうな人が「Never been better」と言えば、「いやいや、絶対ウソでしょ!」みたいなジョークや皮肉になることもあります。その場合は、文脈や表情などで判断しましょう。
意味:今までで一番いい感じ!
シチュエーション:絶好調の時にテンション高く返したい時。
例文:
A: How are you doing? (調子はどう?)
B: Never been better! (最高の気分だよ!)
I’m alright.(アイム・オーライト)
「良くも悪くもない」穏やかなニュアンスを含む。どんな場面でも使えてかなり便利な表現。
個人的に、「I’m good」と同じぐらい頻繁に使っていた表現の一つでどんな時も使えるので便利な表現だと思っています。
意味:まあまあかな/大丈夫だよ。
シチュエーション:フォーマルにもカジュアルにも使える万能型。
例文:
A: How are you? (元気?)
B: I’m alright. (まあまあだよ。)
「How are you?」= 挨拶、深く考えすぎないでOK!
ネイティブにとって「How are you?」は、あいさつの一部です。
「こんにちは」くらいの感覚なので、返答もあまり重く考える必要はありません。
ただ、返答のバリエーションを持っておくと、会話の幅が広がるのは事実だと思っています。
なんか毎回同じ返しばかりだなと感じたら、少しずつ色々な表現を使い慣れていけば、自然に気分や状況に合わせて選べるようになりますよ!
まとめ
「I’m fine, thank you.」だけじゃもったいない!
シンプルな挨拶ひとつでも、あなたらしさを表現できます。
会話を始めるきっかけとなる挨拶だからこを、毎回同じでもいいかもですが、たまには違う表現で会話を始めてみるのもさらに自然な英会話をするのに大切なことだと思います!
ぜひ今回紹介したフレーズから、自分の気分に合うものを1つずつ試してみてください!
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