「affect」と「effect」の違い意味・使い方・覚え方をわかりやすく解説

英語の勉強法
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英語学習をしていると、「affect」と「effect」の違いがわからない!と感じたことはありませんか?

どちらも「影響」に関する単語で、スペルも似ていてややこしいですが、実は品詞も意味もはっきりと違いがあります。

私もその都度、辞書で確認しているのにも関わらず、未だに間違えることがあました・・・。
どうやら、この二つの単語は、英語ネイティブの方達でも間違える事があるとのこと。

この記事では、わかりやすくaffect」と「effect」の違い、意味、使い方、覚え方のコツまでまとめて解説します。

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「affect」の意味(動詞)

辞書によると、

『他動詞1』

  • ~に作用する、~に影響を与える[及ぼす]、~に響く
  • (人)の心に影響を与える、(人)の心を動かす、(人)を動揺[感動](類語move
  • (病気が人を)侵す、襲う

『他動詞2(フォーマル)』

  • (変わった衣服を)好んで身に着ける、(変わったものを)好んで用いる(選ぶ)、~に愛着を感じる
  • ~するふりをする、~のふりをする、(類語)pretend
  • (動植物がある場所)に住む、(同じ場所)にいつもいる
  • (物がある形を)とる

『名詞』

  • (表情や身振りに表れる)感情、情緒
  • 情動

 

affectは基本的に動詞で、意味は「~に影響を与える」です。

人の気分、状況、考え方など、目に見えないものへの影響を表すときに使われます。

例をあげると、

The weather affects my mood.(天気が私の気分に影響を与える)

※三人称単数は「affects」、過去形・過去分詞は「affected」になります。

「affect」の使い方【例文】

実際にどう使うのか、例文をいくつか見てみましょう。

The noise affected my concentration.(騒音が私の集中力に影響を与えた)
Her words deeply affected me.(彼女の言葉は私に深く影響した)
Does caffeine affect sleep?(カフェインは睡眠に影響を与えますか?)
目的語を直接取って「何に影響したか」を表します。

「effect」の意味(名詞)

辞書によると、

『他動詞』

  • ~を発効させる
  • (目標などを)達成する
  • (結果として)~をもたらす
  • (変化などを)もたらす、きたす、生じさせる

『名詞』

  • 効果、効き目、効力、薬の効能
  • (原因に対する)結果、影響
  • (法律・規則などの)発効
  • (~に与える)印象
  • 趣旨、要点
  • 私物、個人資産、動産物件

※他動詞として使われることもあるようですが、日常英語ではあまり一般的でなく、通常は名詞として覚えておけば問題ないと思っています。

effectは基本的に名詞で、「影響」「効果」「結果」などを意味します。

何かの行動や出来事によって生じた変化を表す言葉です。

例をあげると、

The medicine had no effect.(その薬は効果がなかった)

※可算名詞なので「an effect」「the effect」などと冠詞をつけるのが一般的です。

「effect」の使い方【例文】

The new law had a positive effect on the economy.
(新しい法律は経済に良い影響を与えた)
That movie had a strong emotional effect on me.
(その映画は私に強い感情的な影響を与えた)
The effect of lack of sleep is serious.(睡眠不足の影響は深刻です)

定番表現として、「have an effect on ~」=「~に影響を与える」のように使われます。

「affect」と「effect」の違い

単語

品詞

意味

例文

affect

動詞

~に影響を与える

The weather affects my mood.

effect

名詞

影響・効果・結果

The medicine had no effect.

覚え方のコツ|Affect=Action、Effect=End

違いを覚えるには、次のような語呂合わせが便利だと個人的に思います。

Affect → Action(動作) → 動詞
Effect → End result(結果) → 名詞

また、定番表現ごとセットで覚えるのも効果的です。

affect + 人・物(目的語)
have an effect on + 人・物

「affect」と「effect」の発音の違いとリスニング注意点

「affect」と「effect」は意味や使い方は違うのに、発音がとても似ていることで知られています。

特にリスニングでは聞き間違えやすいので、もし興味があれば発音の違いも確認しておきましょう。

発音記号と聞こえ方(アメリカ英語 vs イギリス英語)

単語

品詞

US発音

UK発音

カタカナ表記(聞こえ方)

affect

動詞

/əˈfekt/

/əˈfekt/

アフェクト(UKでは「イフェクト」に近く聞こえる)

effect

名詞

/ɪˈfekt/

/ɪˈfekt/

イフェクト

どちらも「-fect」の部分にアクセントがあるため、文脈なしでは非常に似た音に聞こえることがあります。

イギリス英語では特に紛らわしい

イギリス英語では、曖昧母音 /ə/(ア)が/ɪ/(イ)に近く発音されることが多く、

affect(動詞)もeffect(名詞)もどちらも「イフェクト」と聞こえることがあるのが特徴です。

聞き分けのコツは「文の構造」

正直、音だけでは判断しづらいため、以下のような文法的なヒントで判断するのがいいかと思います。

affect(動詞) → 主語+affect+目的語
例:The news affected him.
effect(名詞) → 冠詞や形容詞とセットで使われる
 例:It had a big effect on him.

まとめ|「affect」は影響を与える、「effect」は影響そのもの

多くの方が混乱する、「effect(エフェクト)」「affect(アフェクト)」の違いを紹介しました。

・「affect」は動詞で「~に影響を与える」
・「effect」は名詞で「影響・効果・結果」
・文脈と文法構造で使い分ける
・リスニングでは音よりも文の形に注目するのがコツ

TOEIC・英検などの試験や、ニュース英語、ビジネス英語でも頻出の語なので、この機会にしっかり区別できるようにしておきましょう!

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