英語の教科書で学んだフレーズ、実際に使おうとすると「なんかちょっと不自然…?」と感じたことはありませんか?
実は、ネイティブの英会話では「スラング」ほどくだけてはいないけれど、教科書には出てこない自然な口語表現が多く使われています。
私自身、以前は教科書で習った「How are you?」「I’m fine, thank you.」のような表現ばかり使っていましたが、海外でワーホリで生活していた時や海外ドラマなどでネイティブの会話を聞いているうちに、「そんな言い方しないのか…!」と何度も衝撃を受けました。
特に「I’m good.」や「That makes sense.」などは最初意味がわからなかったけれど、実際に使われるのを見て「これは覚えておくべきだな」と感じたフレーズです。
この記事では、日常の会話でよく耳にするリアルな英語の口語表現を10個、厳選してご紹介。映画や海外ドラマにも頻出する、今すぐ使いたくなる表現ばかりです。
ネイティブがよく使うリアルな口語表現10選
That makes sense.(なるほど・納得です)
発音: ザッ メイクス センス
※「That」の「t」は軽く聞こえづらいこともあります。
相手の説明に「理解できた」「筋が通ってる」と伝えるときの自然なフレーズです。
とてもよく使われ、日常会話やビジネスシーンでも頻出です。
体験談:
オーストラリアでのワーホリ中、ルームメイトや職場の人が会話中に「That makes sense.」を当たり前のように使っていて、最初は「え、こういう時にそう言うんだ?」と驚きました。
日本で英語を勉強していたときには出てこなかったフレーズだったので、まさに生きた英語だなと実感した表現のひとつです。
例文:
A: I had to cancel the trip because of work.
(仕事のせいで旅行をキャンセルしなきゃいけなかったんだ。)
B: Oh, that makes sense.(ああ、そういうことなら納得だね。)
I’m not sure.(ちょっとわからないな)
発音: アイム ノッ シュア
※「シュア」は「シュワ」と「ショア」の中間のような音です。
「I don’t know.」 よりも柔らかく、「はっきりとは言えない」というニュアンスを含みます。
相手に対して丁寧な印象を与える表現です。
例文:
A: Do you think he’ll come?(彼、来ると思う?)
B: Hmm… I’m not sure.(うーん…ちょっとわからないな。)
It depends.(場合によるね)
発音: イッ ディペンズ
※「It」は軽く、「ディペンズ」の「ディ」にアクセント。
質問に対して一概に答えられないときに使う、非常に便利なフレーズです。
「on 〜」をつけて、より具体的にしてもOKです。
例文:
A: Do you like spicy food?(辛い食べ物って好き?)
B: It depends on the dish.(料理によるかな。)
I guess so.(そうかもね)
発音: アイ ゲス ソウ
※「Guess」の「ss」は濁らずはっきり「ス」と発音。
確信がないまま軽く同意したいときの表現。
日本語の「たぶんね」「そうかも」に近い曖昧な返事としてよく使われます。
例文:
A: It’s going to rain today, right?(今日、雨降るんだよね?)
B: I guess so.(そうかもね。)
I mean…(というか・つまり)
発音: アイ ミーン
※「Mean」は長めの「ミーン」。口を軽く横に引いて発音します。
言い換えや補足をしたいときに使う、つなぎ言葉の定番。
意味が曖昧なまま話すときにも自然に入れられます。
例文:
I didn’t say it was bad. I mean, it’s just not for me.(悪いとは言ってないよ。いや、つまり、私の好みじゃないだけ。)
You know?(わかるでしょ?)
発音: ユー ノウ?
※会話では「You」の「u」音が弱くなり「ユノウ?」に近く聞こえることも。
相手に共感や理解を促したいとき、話の文末によくつけられます。
カジュアルな雰囲気を出したいときにも使えます。
例文:
It was kind of awkward, you know?(なんかちょっと気まずかったよね、わかるでしょ?)
Kind of / Sort of(なんとなく・ちょっと)
発音(Kind of): カインダ
発音(Sort of): ソーダ(または ソーラ)
※会話では「of」がほぼ消え、音がつながって1語のように聞こえます。
はっきり言わずに曖昧に伝えたいときの口語表現。
感情や感覚を和らげて伝える効果があります。
例文①:
I’m kind of tired today.(今日はちょっと疲れてるんだ。)
例文②:
She’s sort of shy, but really nice.(彼女はちょっと恥ずかしがり屋だけど、すごくいい人だよ。)
That’s it.(それだけ・そう、それ!)
発音: ザッツ イット
※「That’s」の「t」はやや弱く、「ザッツィッ」とつながるような音に。
「それで全部だよ」「まさにそれ!」といった意味で使えます。
買い物や確認時、会話の強調にも便利。
例文:
A: So we need eggs, milk, and sugar, right?(じゃあ必要なのは卵と牛乳と砂糖、で合ってる?)
B: That’s it!(それそれ!)
No worries.(気にしないで)
発音: ノウ ワリーズ
※「Worries」は「ウォーリーズ」ではなく「ワリーズ」と軽く発音。
「Don’t worry」 や 「You’re welcome」のカジュアル版。
オーストラリア英語でもよく使われ、フレンドリーな雰囲気になります。
体験談:
実は、オーストラリアでワーホリをしていたとき、このフレーズを本当によく耳にしました。
はじめは「ん?どう言う意味だ?」と思っていましたが、カフェの店員さんから友達同士まで、あまりにも当たり前のように「No worries.」を使うので、自然と自分も使うようになっていました。まさに「うつる表現」です。
例文:
A: Sorry I’m late!(遅れてごめん!)
B: No worries!(気にしないで!)
I’m good.(大丈夫・いらないよ)
発音: アイム グッ
※「Good」の「d」ははっきり出さず、「グッ」で止める感じ。
「いらないよ」「もう十分だよ」と断るときに使えます。
体調を聞かれたときに「元気です」の意味でも使える万能表現です。
体験談:
オーストラリアでカフェやスーパーに行ったとき、店員さんに「もう少し欲しい?」と聞かれて「I’m good.」と答えるのが本当に自然でした。
日本では「I’m fine」が教科書で習う定番ですが、現地では「I’m good.」の方が圧倒的に多く、最初は戸惑いながらもすぐに口癖のように使うようになっていました。
例文:
A: Do you want more coffee?(コーヒーおかわりいる?)
B: No thanks, I’m good.(ううん、大丈夫、いらないよ。)
※上記のカタカナ表記はあくまで目安です。実際の発音と完全に一致するわけではありませんが、会話のリズムやイントネーションの参考になります。
まとめ
今回ご紹介した10の表現は、どれもネイティブの日常会話でよく使われる自然な口語フレーズばかり。
スラングほどくだけていないけれど、教科書英語ではなかなか出てこないこなれた表現を身につけることで、会話のリアリティや信頼感がぐっとアップします。
映画やドラマを観るときにも、今回紹介したフレーズがたくさん出てくるはず。ぜひ耳を澄ませてチェックし、自分の会話にも少しずつ取り入れてみてください!
私もこうしたフレーズを少しずつ覚えて使えるようになったことで、「英語が自然になってきた」と実感できるようになりました。
最初は違和感があっても、真似して口に出してみるうちに、少しずつ英語らしい感覚が身についてきます。
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