「英会話を上達させるには、英語をとにかく話まくる!」
「英文法や単語を知らなくても、とにかく英語を使えば英語を話せるようになる!」
「何よりも、英語を話す勇気が重要だ!」
などと、言うことを耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
たとえ英語初心者で、英文法や単語力も大切だけど、とにかく実際に英語を話まくる方が何よりも英語は上達すると言う意見もあります。
個人的な意見ですと、半分賛成、半分反対といった意見です。
はっきり言わせていただきますと、
「全く英語の基礎知識(文法の理解・最低限の語彙力・発音方法など)を知らないのに、いきなり英語で会話をしても、上達なんてしません!」
実際に留学などで経験されたことがある方はわかるかもしれませんが、
基礎知識や英語に対しての理解がないと、英語自体使うことなんてできませんので、会話にならないと思いませんか?
とはいえ、「実際に英語を使って会話をすること」は英会話を上達させる上でも必要なことだとも思っています。
いつまでも、文法や語彙力・発音などの学習をしていても、実際に英語を使わなければ、いつまでたっても英語を使えるようにはならないです。
「英語の勉強をして、ある程度自信がついてから、英会話に挑戦する」などと言うことを耳にしたことがありますが、
「自信がつくのはいつになるのでしょうか?」
「おそらく、いつまでたっても自信なんてつくことはないでしょうw」
ですので、一概に「英語を話しまくる」と言っても良い面と悪い面があると思っています。
そんな、「英語を上達させるには、実際に英語を話しまくることだ!」と言うことに関しての掘り下げてみます。
「英語を話しまくる事で上達する」ことについて
「英語の勉強を一から始める前に知っておきたい「3つ」の注意点!」の記事でも、英語を上達させるには「環境が大切!」っとお伝えしていまが、
いかに英語を使う環境を作れるかが、英語上達には重要です。
そう言った環境があれば、常に英語を使うことができるので、もちろん上達します!
「っといいますか、実際に英語を使わないのならば、そもそもなんで英語を勉強するのでしょうか?」
「試験の為?」「就職時にテストの点数が必要だから?」
英語を学習する理由は様々ですが、大抵の方は「英語を使って何かしたい」と考えているのではないかと。
ですので、英語を上達させる上で「英語を話しまくる・使いまくる」と言うのは、必要なことだと個人的に考えています。
「英語を話しまくる事で上達する」ことについての誤解
上記で、「英語を話しまくることは、英語を上達する上で必要だ!」とお伝えしていますが、ただ闇雲に話まくればいいと言うわけではありません。
誤解をしてはいけないのが、
「英語の基礎的な知識や理解がないと、たとえ英語を話しまくっても上達しないと言うこと!」
っと言うますか、そもそも、
「基礎的な知識や理解がないのに、話すことなんてできると思いますか?」
「実体験ですが、僕はできませんでしたw」
せいぜい、参考書などの英単語や表現を見よう見まねでつかってみるぐらいしかできませんでした。
英会話を全くしたことがないのに、いきなり英語で話せと言われても無理があります!
それに加えて、英語の知識もほぼゼロなのに、一体全体どうすればいいのかわかるわけがありません・・・。
誰もが知っているであろう、「ハロー」「マイネイムイズ〜」ぐらいしか言えませんw
中学生の時から英語の勉強をしている私たちですので、なんとなくその時に勉強したことを覚えているという方も多いかと思います。
それゆえに、英語ならば、なんとなく相手の言っていることがわかるとか、知っている単語を並べれて、いいたいことも言えると勘違いしている方が多いように感じます。
正直言って、そんなことはないと思います。
本当に最低限の基礎知識でもない限り、相手の言っていることもわかりませんし、自分のいいたいことも伝えることは、ほぼ無理です!
それは、実際に試してみればわかることです。
ですので、ただ闇雲に、デタラメでもいいからとりあえず「英語を話しまくる」と言っても、英語が上達するわけではないです。
ある程度の「基礎知識」「英語に対しての理解」が無いことには、いくら英語を話しまくっても上達はまずしないと思っておいたほうがいいと考えるようになりました。
よく「文法なんて必要ない」「なんとなくでも意味は通じる」「とにかく話まくればそのうち話せるようになる」などという意見もあります。
確かに、上記のような意見もわからなくもないです。
僕自身も、以前まで同じようなことも考えていました。
ですが、実際に様々なことを経験してみて、「とにかく話まくる」だけでは、英語は上達しないということに気がつきました。
そして、「英語の基礎知識(単語力・英語表現・発音など)」や「英語に対しての理解」は少なからず必要だということにも。
それなくしては、英語を使えるようになんてならないなと。
「日本語も知らないのに、日本にくるな!」という一言
以前に、知り合いが言っていたことにドキッとさせられました。
その一言というのが、
「日本語がわからないのに、日本にくるな!」
っという一言です。
簡単に説明すると、以前に勤めていた会社でのことです。
そのお店の商品を、日本に住んでいる海外の方が購入したのですが、購入した後に小さなトラブルになったことがありました。
その理由として、その商品を購入した方は、日本に長く住んでいる方とはいえ、日本語が微妙だったんです。
普通に会話する分には問題はないですが、少し込み入った話や、少し専門的な話になると少し食い違いが生じることがあるという感じでした。
その、言葉の問題で、勘違いが生じてトラブルになったときに、上記の一言をおっしゃいました。
もちろん本気で、「日本に来るな」と言っているわけではなく、言語の問題でトラブルになることに対して、嫌だったのだと思います。
僕は、その一言を聞いたときに、「人ごとではないな」とドキッとしました。
別ブログ「らいふスタディ」で、「ワーキングホリデーの体験談」について書いていますが、僕自身ワーホリで海外で生活している時に、言葉の問題でトラブルになった経験があるからです。
その一言を聞いて、「もしかしたら、僕もそんなことを言われていたのかもしれないな」と思いました。
最近は、日本に来る海外からの旅行者も増えていますし、地方の方でも海外の方と関わる機会も増えてきています。
とはいえ、やはり「海外の方」ということに対して、慣れていない方もたくさんいます。
それに、言葉が通じないという状況にも当然慣れていません。
言葉が通じず、お互い意思疎通ができないと言うことは、本当に大変なことです。
はっきり言って、「疲れます・・・」
ですので、上記でお伝えしたように、「日本語がわからないのに、日本にくるな!」ということを言いたくなる気持ちも分からないわけではありません。
何が言いたいのかと言うと、
「とにかく話まくる事が上達するために必要だ!」と言っても、全く英語の知識がなく、英語に対してに理解がないのにも関わらず、会話をしようと思いっても、ただ相手に対して迷惑になることもあると言うことも覚えておいたほうがいいと言う事です。
ですので、「英語を話まくって上達させよう!」と考えている方は、まず最低限の基礎知識は身につける努力をする事も大切な事です。
さいごに
「英語を上達させるには、英語を話しまくること」も必要なことです。
実際に自分で英語を使ってコミュニケーションを取らずして、英語を上達させることが出来るとは思いません。
ですが、英語の勉強を全くせずに、とにかく話まくったところで、上達するとも思いません。
しっかりとした英語を身につけて、ちゃんと英語でコミュニケーションを取れるようになりたいならば、基礎知識・理解は必ず必要になります。
その辺り誤解しないように気をつけたほうがいいということを、自身の実体験から学んだという記事でした。