「mix(ミックス)」と聞いて、どんな意味を思い浮かべますか?
「mix」という単語、皆さんもご存知ですよね。
「混ぜる」という基本的な意味は、中学校で習った記憶がある人も多いと思います。 でも、実際の英会話の中ではそれ以外にも、もっと幅広い意味や使われ方があります。
たとえば、感情や文化、人との関係などにも「mix」はよく使われるんです。
この記事では、
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「mix」の基本的な意味
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感情や人間関係、文化などに使われる例
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日常会話で使えるリアルな例文 などをわかりやすく紹介していきます。
「mixってこんな意味でも使えるんだ!」という発見があると思いますよ。
「mix」 の意味は?
辞書によると、
『自動詞』
- 混ざる、交際する、付き合う
- 合う、適合する〔衣服のサイズ・相性などが〕
『他動詞』
- 混ぜる、混ぜ合わせる、調和させる
- ごちゃ混ぜにする
- 交際させる
『名詞』
- 混ぜること、混合(物同士を)
- 混ぜ合わせたもの、融合体(異なる要素を)
- 素、ミックス(粉末の)
- ミキシング(レコーディングの)
- ミックス、リミックス(remix)(アレンジされた曲の)
などとあります。
「mix」の使い方は?
例文:混ぜる
皆さんがよく知っている使い方ですね。
例文:何と何のハーフと言いたいとき
(そうだよ、日本とオーストラリアのハーフだよ。)
あまり使うことはないと思いますが、「私はハーフです。」と言う場合。
英語の場合「half(ハーフ)」 の単語だけを使うと「何が半分のか?」と疑問に思われる場合があるようです。
ですので、「half(ハーフ)」を使う場合は、
と言う形で使うとのこと。
例文:勘違いしている
(誰かと勘違いしてますよ!僕はタロウですよ。)
こちらは、あまり馴染みがない表現ではないでしょうか?
日本語で「勘違いしている(誰かと混同している)」と言う意味になります。
と言う形で使われます。
日常会話でも頻繁に使いますし、海外ドラマや映画でも良く耳にする表現です。
例文:勘違いしている
(あれ?月曜日だと勘違いしてた)
こちらも、上記と同じ意味「勘違いしている」です。
この表現の場合のは、
と言う形なります。
「勘違いした」と言いたい場合、よく「misunderstand」を思い浮かべる方もいると思いますが、意味は上記と二つとも同じような意味なのですが、微妙にニュアンスが違う感じです。
「mix」の場合、基本的な意味は混ぜるなので、何かと何かを混ぜているイメージ。
日本語では、「混同している」と言うのがしっくりくる気がします。どちらかと言うと、「confuse (混乱)」に近いのかなと。
「misunderstand」の場合は、「勘違い」や「誤解する」がしっくりくる気きますね。
誰かとの会話で、相手の言っている事をただ間違って解釈してしまった場合などに使われるの傾向があるように思います。
どちらも、意味は通じるかと思いますが、微妙にニュアンスが違うように個人的には感じます。
感情や考えの「混ざり合い」に使う「mix」
「mix」は感情や意見にも使われます。
日本語でも「複雑な気持ち」「気持ちが入り混じる」といった表現がありますよね。
例文:感情に使う
(海外に引っ越すのは複雑な気持ちだった。)
例文:意見に使う
(その新作映画のレビューは賛否両論だった。)
人間関係・文化などの「融合・交流」に使う mix
人と人が「打ち解ける」「交流する」「文化が交わる」といった場面でも「mix」は使われます。
例文:人の交流で使う
(そのパーティーは様々な背景の人が交流する場だった。)
文化に使う例文
(和と洋のスタイルが混在したレストランのデザインだった。)
まとめ
このように、「mix」には、「混ぜる」と言う意味の他に、「勘違いする」「混同する」などの意味があります。
私もこの表現を耳にするまでは、何かをボウルなどで混ぜると言うイメージしかありませんでした。
英会話の中で見かけたときも、「物理的な混ぜる」だけじゃなく、 文脈によっては「感情の混ざり合い」や「人の交流」を表すこともある、というのを意識してみてください。
使い方を知っておくだけで、ネイティブの表現がグッと理解しやすくなりますよ。