英文法「指定代名詞」の基礎について
「指定代名詞」とは?
「this」「that」「these」「those」などの、特定の人やもの、文の中の言葉などを示すために用いる代名詞です。
指定代名詞の後ろに名詞を伴って、「形容詞」としても使われます。
日本語でいう「あれ」「これ」「それ」「これら」「あれら」のことを言います。
「指定代名詞」の種類と使われ方
「指定代名詞」の大まかな、種類と使い方をまとめると、
- 具体的な人やものを言う時「this」「these」「that」「those」
- すでに出た文などの内容を言う時「this」 「that」
- すでに出た名詞の繰り返しを避ける時「that」「those」
となります。
基本的に種類は、4つです。
ちなみに、「同じもの(こと)」という意味の「the same」も代名詞としても使われます。
具体的な人やものを言う時「this」「these」「that」「those」
日本語で、「これ」「これら」「あれ」「あれら」と同じ意味合いで使われます。
「これ」「あれ」を比べると、自分からの距離が違いがあります。
「これ」の場合は、自分の目の前にあるイメージ。
「あれ」の場合は、自分より離れているイメージです。
「これ」は、「this」
複数の「これら」は、「these」
「あれ」は、「that」
複数の「あれら」は、「those」
となります。
例文
- 自分から近いものや事柄は、「this」「these」
- 自分から遠いものや事柄は、「that」「those」
すでに出た文の内容を言う時の「this」 「that」
会話などで、すでに話題に出た文の内容などを繰り返す場合に、「this」や「that」で言うことができます。
例文
上記の英文の「that」は、「昨日彼が気分がよくないと言っていた話」を指しています。
すでに出た名詞の繰り返しを避ける時「that」「those」
すでに話題に出た「名詞」の繰り返し同じことをいう時に「that」や「those」を使って表現できます。
例文
上記の文の「that」は日本を指しています。
もちろん「Where is Japan?」でも意味は同じです。
上記の文の場合は、「先月のパーティ」のことを言っています。
このように、すでに話題に上がった名詞の繰り返しを避けるために使われます。
この他にも、
例文
上記のように口語では、かなり頻繁に使われます。
前に言った内容などに対して「それはいいね」とか「全くその通り」などと言う時も「that」が使われます。
その他の使い方
その他の使い方。
例文
上記のように、「今日の」「今週の」「今年の」と言うようにも使うことができます。
余談ですが、英会話でもよく使われる使い方で、
この表現は、身振り手振りも合わせて、「こんな感じにやればいいの?」みたいに聞くときに使えます。
やり方が、わからない時などに使える表現です。
上記の英文は、当時の記憶が曖昧で「多分そんなところかなー」という意味合いで使われる表現です。
「そんな感じかなー」っと言いたいときに使える口語表現です。
まとめ
このように、「this」「that」「these」「those」などの代名詞は、様々な使い方があります。
日本語でも日常生活で「これ」「あれ」「それ」「これら」「あれら」など頻繁に使います。
との単語と同じ意味合いで使える表現ですので、確実に抑えておきたいポイントの一つです!