英文法の『不定代名詞』の基礎
「不定代名詞とは?」
その呼び方の通り、不特定の人、もの、数量などを言う時に使える代名詞のことを「不定代名詞」と言います。
不定代名詞の種類
『不定代名詞』の大まかな種類をあげると、
- 「one」
- 「another」「other」
- 「some」「any」
- 「both」「either」「neither」
- 「all」「none」「each」
- 「someone」「everything」
上記の単語の意味と使い方と違いをしっかりと把握しておきましょう!
不定代名詞の『one』
例文
一つ気をつけたいことが「one」単体で使うときは、不特定の一人(一つ)を意味します。
ですので、人や物が特定している場合は「one」ではなく「it」を使います。
例文
上記の英文の場合、「it」はテキストブックを指しています。
「one」の例文の場合は、物が特定されていません。
特定していない「新しいペン」のことを言っています。
少しわかりにくいですが、「新しいペン全般」のことを言っています。
例えば、「キャラクターのデザインの赤ペン」と言ったように特定されているわけではないと言う感じです。
ですが、上記の「it」の英文の場合は、おそらく今日使うであろう「テキストブック」を指しています。
英会話でも、使える表現をあげると、
例文
指をさして、
上記の様に、「this one」「that one」「the one」「a new one」など様々な使い方ができます。
微妙に意味合いが違いますが、基本的にはすでに話題にでた名詞や不特定の名のことを指します。
不定代名詞の『another』『other』
例文
『the other』は、他の特定の一つ(一人)を表します。
そして、他の特定のもの(人)が複数の場合は、「the others」となります。
例文
『others』の場合は、上記の「the others」と似ていますが、「others」の場合は、「the」がないだけです。
例文
上記の例文では、「歌うのが好きでない人もいる」というように、ある特定の人たちを指していません。
不特定の漠然とした「そういう人達」を表しています。
不定代名詞の『some』『any』
『some』は、ある程度の量や数があることを表現するときに使います。
基本的に、肯定文と疑問文で使われます。
日本語でいうと、「いくつかの」「何種類かの」と言う意味合いです。
基本的に、「some」は、肯定文(普通の文)で使われます。
ですが、何かを相手にすすめるようば場合の疑問文でも使うこともできます。
例文
『any』は、あるのか無いのかわからない漠然とした数や量を表します。
基本的に、疑問文・否定文・条件文などで使われます。
例文
疑問文で、
否定文で、
(私は全く質問に答えることができなかった)
条件文で、
(もしコーヒーが残っていたら、いただけますか?)
不定代名詞の「both」「either」「neither」
『both』は、「両方とも」と言いたいときに使われます。
基本的に、複数の人や物の名詞の前において使います。
例文
『either』は、2人の人、2つの物について「どちらか一方・どっちでも」という場合に使われます。
また、否定文では、「どちらもない」と言う意味で使われます。
例文
(カメラ自体が故障しているか、バッテリー切れかのどちらかだ)
(英語かフランス語のクラスを選ばなければ)
例文
1番目の例文で「nor」が使われていますが、「neither」を使って「どちらもない」と言いたい場合は、「nor」が使われます。
これはセットで覚えてしましましょう!
他の英文の言い換えて、「both A and B」と同じ意味合いになります。
2番目の例文では、「私も(好きでない)」と同意をするときの返答としても使われています。
不定代名詞の「all」「none」「each」
例文
例文
『each』は、複数の人やものの1つ1つをさして、「それぞれ」と言う意味で使われます。
例文
「Each of these computers was made in Japan.」(これらのコンピューターは日本製です。)
「Do you know each other?」(知り合いなの?)
「each」と「every」の使い分け
どちらも言い合いは同じですが、「each」は、「every」よりも、一つ一つをさらに個別に意識しているニュアンスがあります。
例文
飛行機の翼は2つしかないので。
不定代名詞の「someone」「everything」など
「some」「every」「any」「no」の後ろに、「-one」「-body」「-thing」をくっ付けた単語について。
- 「someone・somebody・something」
- 「everyone・everybody・everything」
- 「anyone・anybody・anything」
- 「no one・nobody・nothing」
などがあります。
それぞれの意味は、
- 『some』の場合は、「ある人(もの)」
- 『every』の場合は、「全ての人(もの)」
- 『any』の場合は、「誰でも(なんでも・どれでも)」
- 『no』の場合は、「誰も(何も)ない」
と言う意味合いになります。
- 『-one』と『-body』は、「人」の時に、
- 『-thing』は、「もの」の時に使われます。
これらは全て、単数形として使います。
ちなみに、「-one」「-body」は基本的には同じです。
「-body」の方が少しくだけたニュアンスになります。
例文
まとめ
『不定代名詞』は上記で紹介した他にも使い方がたくさんあります。
全てを覚えるのは大変なので、少しずつ実際の英会話などを通して、意味や使うタイミングなどを学んでいけばいいかと個人的には考えています。
最低限、上記であげた表現の意味と使い方はマスターしましょう!