英語を勉強していると、映画やドラマに出てくる「聞き慣れないカジュアルな表現」に戸惑うことがありますよね。
さらに最近では、SNS(X, Instagram, TikTok)などでも、ネイティブが自然にスラングを使っている投稿をよく見かけます。
こういった表現は、学校では教わらないことも多く「どういう意味?どう使えばいいの?」と悩みがち。
でも実は、映画やSNSに出てくるスラングの多くは、リアルな日常会話で実際に使われています!
この記事では、私自身が英語環境に身を置いていた実体験を元に自然に覚えた、よく使われる英語スラング20選を紹介します。
- 映画やSNSでよく聞く!リアルに使われてた英語スラング20選
- What’s up?(ワッサップ)
- No way!(ノーウェイ)
- You gotta be kidding me(ユー・ガラビ・キディンミー)
- Chill out(チル アウト)
- That sucks(ザットゥ・サックス)
- Dude(デュード)
- Awesome(オーサム)
- Hang out(ハングアウト)
- Screw up(スクルーアップ)
- Give me a break(ギブ・ミー・ア・ブレイク)
- Piece of cake(ピース・オブ・ケーク)
- Lame(レイム)
- Hit the road(ヒット・ザ・ロード)
- I’m down(アイム・ダウン)
- I’m in(アイム・イン)
- For real?(フォー・リアル?)
- My bad(マイ・バッド)
- Props(プロップス)
- Sick(シック)
- I feel you(アイ・フィール・ユー)
- SNSでもよく見かける英語スラングまとめ
- 番外編|国ごとにちょっと違う?英語圏スラングの小ネタ
- スラングを使うときの注意点
- まとめ|スラングを知ると英語がもっと楽しくなる
映画やSNSでよく聞く!リアルに使われてた英語スラング20選
スラングは、アメリカ、イギリス、オーストラリアなど、同じ英語圏でも国や地域によって意味や使われ方が少しずつ違うことがあります。
この記事では、そうした地域差がある中でも、多くの国で共通して伝わりやすく、実際に会話やSNSでよく使われていると思うスラングを厳選して紹介します。
✔ 本記事で紹介するスラングの特徴:
- アメリカ英語ベースだが、他の英語圏でも通じやすい
- 実際にネイティブが日常的に使っていた表現
- SNSや映画でも頻出
- フォーマルではなく、カジュアルな日常会話向け
What’s up?(ワッサップ)
意味:「元気?」「最近どう?」
例文:Hey, what’s up?
補足:カジュアルな挨拶。「How are you?」よりも友達向け。
SNSでも?:「whatsup」「yo, what’s up fam?」などの投稿でよく見る。
参考記事:
No way!(ノーウェイ)
意味:「信じられない!」「うそでしょ!」「マジで!?」
例文:No way! You actually did that?
SNSでも?:驚きリアクションとして超定番。GIFや動画のコメントでも使われる。
You gotta be kidding me(ユー・ガラビ・キディンミー)
意味:「うそでしょ?」「本気?」「冗談でしょ?」
例文:You gotta be kidding me. That can’t be real.
SNSでも?:不正や炎上への反応で多用される(例:This is the rule now? You gotta be kidding me.)
Chill out(チル アウト)
意味:「冷静になって」「落ち着けよ」
例文:Just chill out. It’s not a big deal.
SNSでも?:「Calm down」の代わりによく使われる。コメント欄でも多用される。
参考記事:
That sucks(ザットゥ・サックス)
意味:つらいね、ひどい
例文:
A:I lost my job.
B:Damn, that sucks.
SNSでも?:共感コメントでよく見る。特に不運な出来事に対して。
Dude(デュード)
意味:「お前」「あんた」、男性に対する呼びかけ(カジュアル)
例文:Dude, check this out!
SNSでも?:若い世代中心に常用。Memeのキャプションでも登場。
Awesome(オーサム)
意味:「めちゃくちゃ良い」「最高!」
例文:You got the job? Awesome!
SNSでも?:「awesome」「so awesome」など定番ハッシュタグ。
Hang out(ハングアウト)
意味:「一緒に過ごす」「つるむ」
例文:We’re just hanging out today.
SNSでも?:「Let’s hang out!」と友人募集の投稿に使われがち。
Screw up(スクルーアップ)
意味:「失敗する」「台無しにする」
例文:I totally screwed up my test.
SNSでも?:「I screwed up big time」という自虐投稿に登場。
Give me a break(ギブ・ミー・ア・ブレイク)
意味:「もうやめてくれ」「許して」
例文:You want me to redo the whole thing? Give me a break!
SNSでも?:理不尽な出来事に対するリアクションで使用。
Piece of cake(ピース・オブ・ケーク)
意味:「超簡単」「楽勝」
例文:That exam was a piece of cake.
SNSでも?:試験後・達成報告投稿で使われる。easyの代わりにも。
参考記事:
Lame(レイム)
意味:「イケてない」「しょぼい」
例文:This movie is so lame.
SNSでも?:批判コメントや失望ツイートで使用される。
Hit the road(ヒット・ザ・ロード)
意味:「出かける」「旅に出る」
例文:We’re hitting the road now!
SNSでも?:「roadtrip」の投稿とセットでよく見る。
I’m down(アイム・ダウン)
意味:「賛成」「乗った!」
例文:
A:You wanna go get ramen?
B:I’m down.
SNSでも?:イベント参加表明で使われる(I’m so down for this!)
I’m in(アイム・イン)
意味:「乗った!」「やろう!」「参加します!」
補足:「I’m down」とほぼ同じ意味ではあるが、微妙にニュアンスが異なる。こちらの表現の方が少し意気込んで参加するようなニュアンスがある。
例文:
A:Planning a movie night.
B:I’m in!
SNSでも?:企画や挑戦系投稿の返信に多い。
For real?(フォー・リアル?)
意味:「本気?」「うそでしょ?」
例文:
A:They canceled the show.
B:For real?
SNSでも?:ツッコミ系の引用リプで頻出。
My bad(マイ・バッド)
意味:自分のミスを認めるときの軽い謝罪
例文:Oops, my bad. I didn’t mean to.
SNSでも?:誤投稿後のリプや言い訳ツイートで使われる。
Props(プロップス)
意味:「リスペクト」「おめでとう」
補足:元は「proper respect(正当な敬意)」の略が語源。
例文:
A: He managed the whole project by himself.
B: Wow, props to him!
SNSでも?:「props」「Big props to〜」という表現で多く見られる。
Sick(シック)
意味:「すごい」「かっこよすぎる」(※文脈による)
例文:That trick was sick!
SNSでも?:ストリート系・アート系の投稿で高頻度使用。
I feel you(アイ・フィール・ユー)
意味:「共感する」「気持ちわかる」
例文:
A:This week was rough.
B:Yeah, I feel you.
SNSでも?:共感コメントや慰めでよく見かける。
SNSでもよく見かける英語スラングまとめ
ここで紹介した20個のスラングのうち、特にSNS投稿やコメント欄でよく見かけるものをピックアップすると以下がよく使われるかなと思います。
- No way!
- Chill out
- That sucks
- For real?
- My bad
- Props
- I’m down
- Awesome
- What’s up?
これらは短くて気持ちを直接表すため、SNSとの相性が抜群です。X(旧Twitter)やInstagramのDM・コメント欄・ストーリーなどで、ネイティブがよく使っています。
番外編|国ごとにちょっと違う?英語圏スラングの小ネタ
英語のスラングは、国や地域によってちょっとした違いがあります。
ここでは、私自身がオーストラリア・ニュージーランド・カナダで実際に見聞きした、印象的なローカルスラングを少しだけ紹介します。
🇦🇺 オーストラリア英語
G’day mate!(グッダイ・マイト)
意味:「やあ」「元気?」
補足:カジュアルな挨拶で、オージー英語の象徴的な表現。
例文:G’day mate! How’s it going?
Brekkie(ブレッキー)
意味:Brekkie(朝ごはん)→ 「breakfast」の略。とてもよく使われる。
例文:Let’s grab some brekkie before work.
※「Arvo(午後)」なども現地では聞きますが、観光客や短期滞在だとあまり耳にしないかもしれません。私自身も実際には聞いたことがなかったです。
🇳🇿 ニュージーランド英語
Sweet as(スウィート・アズ)
意味:「大丈夫」「完璧」→「sweet」の強調表現。「めっちゃ良い」「OK」的な意味。
補足:単純に「sweet」だけで「いいね!」っという意味合いでも使われたりもします。
例文:
A: I’ll pick you up at 6.
B:Sweet as!
参考記事:
Chur(チャー)
意味:「ありがとう」「了解」
補足:若い人を中心に日常的に使われるらしいです。ニュージーランドにいた時にの同僚の若い子がよく使っていました。
例文:
A:Here’s your drink.
B:Chur, bro!
🇨🇦 カナダ英語
Eh?(エイ?)
意味:「〜だよね?」「だろ?」のニュアンス。(語尾につけて確認)
補足:こちらは、カナダに行けば本当によく聞くことになると思います。文脈によって微妙に意味が違ったりしますが、そこは文脈で判断できるかなと思います。
Nice weather today, eh?
Toonie / Loonie(ルーニー/トゥーニー)
意味:(2ドル/1ドル硬貨)の呼び方
補足:それぞれの硬貨に描かれている絵(鳥)に由来してるらしい。
Do you have a toonie for the vending machine?
こうしたローカルスラングは最初は戸惑いますが、現地の人との距離を縮める大きなヒントにもなります。
海外に行く機会があれば、ぜひこうした表現も楽しんでみるのも英会話の醍醐味じゃないかと個人的には思います。
スラングを使うときの注意点
- フォーマルな場面(ビジネス・面接)では避けるのが無難
- 使う相手との関係性を意識しよう(上司・年配には不向きなことも)
- 地域によって意味が違うこともある(例:イギリスとアメリカ)
まとめ|スラングを知ると英語がもっと楽しくなる
スラングは「カジュアルすぎる」と敬遠されがちですが、ネイティブとの距離をぐっと縮める表現でもあります。
映画での自然な会話、SNSでの生きたやりとり、どちらもスラングがあってこそ成立しているシーンがたくさんあります。
ぜひ今回紹介したスラングを、自分の言葉としてちょっとずつ使ってみてください。
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