「ladybird」と「ladybug」。どちらも「テントウムシ(天道虫)」を意味する英単語ですが、なぜ2つの言い方があるのか気になったことはありませんか?
私自身も「海外ではてんとう虫って何て言うんだろう?」という素朴な疑問から調べてみたところ、イギリス英語とアメリカ英語で異なる呼び方をしていることがわかりました。
この記事では、それぞれの言葉の意味・語源・使われ方の違いをわかりやすく解説します。
ladybird vs ladybug:それぞれの意味と使い方
単語 | 意味 | 使用される国・地域 |
---|---|---|
Ladybird(レイディ・バード) | テントウムシ | イギリス・オーストラリアなどの英語圏 |
Ladybug(レイディ・バグ) | テントウムシ | アメリカ・カナダなどの英語圏 (主に北アメリカで使われる) |
Lady beetle (レイディ・ビートル) |
テントウムシ | どちらもつかわれるらしい 昆虫の学者などはこちらでよぶらしい |
意味は同じでも地域によって単語が異なる典型例です。日本語で言えば「ズボン」と「パンツ」の違いのようなものですかね。
個人的に思ったのが、”かなり意外だな!!”っというのが正直な感想でした。
上記を無理やり直訳すると「女性の鳥」と「女性の虫」「女性のカブトムシ」と訳せるかなと。「メス鳥」と「メスの虫」「メスのカブトムシ」ですよね?
てんとう虫(天道虫)とは全く関係がないというか、全くイメージができないなと。
語源の違いにも注目!
なぜ、Lady bird(レイディ・バード)Lad bug(レイディ・バグ)のように頭に「Lady」がつくのか不思議に思いませんか?
さらに、なぜ「Bird(鳥)」なのかも謎だなと疑問が浮かびます。
っと言うことで、実際に英語圏の人に聞いてみたのですが、みんな声を揃えて、、、、
「知らない!」
とのご回答・・・・。
まぁ、よくあることです!
いくら母国語であっても知らないことはもちろんありますので。
なので、自分で調べてみると、
ladybird:
聖母マリア(Our Lady)に由来し、赤い羽根を「聖なる鳥」と呼んだことが語源。
7つの斑点がある赤いマントを身につけたマリア様が初期の絵にはよく描かれていたからと言われているようです。
ladybug:
同じく 聖母マリア(Our Lady )が由来ですが、「bird」が「bug(虫)」に置き換えられてアメリカで広まりまったとのことです。
実際のとことはわかりませんが、てんとう虫(天道虫)が聖母マリア様に関係していたとは、個人的にかなり意外でした。
私の中でのてんとう虫(天道虫)のイメージが、「アブラムシを食べるいい昆虫で、見た目が可愛い」っというイメージしかなかったので、まさかそんな神聖なイメージがあったことに驚きを隠せません。
まとめ:英語は一つじゃない、だから面白い!
「ladybird」と「ladybug」の違いは、単なる単語の違いではなく、英語が地域ごとに独自に進化していることの表れです。
普段アメリカ英語に慣れていると、イギリスの児童書やドラマを見たときに「あれ?」と思うこともあるかもしれません。逆に、こういった発見があるからこそ、英語を学ぶ楽しさも増しますよね。
ちなみに、日本語では、なぜ「てんとう虫(天道虫)」と呼ばれるのか?
「日本名の由来は、太陽に向かって飛んで行くことから、太陽神の天道からとられた。」
とのことです。
「wikipediaから引用」
上記でも言っているように、「てんとう虫(天道虫)」は、アブラムシを食べるイメージしかなかったです・・・。
てんとう虫(天道虫)って太陽に向かって飛んだっけ?っとちょっと疑問に思ってますが、日本での意外な由来があるのだなとこちらもまた勉強になりました。
関連記事リンク
オススメ記事!「英語の勉強が続かないならアプリで学習もオススメ!5つのアプリを紹介!」
オススメ記事!「独学で出来るシンプルな英会話の勉強法!」