以前に、フィリピンに4ヶ月ほど英語を勉強するために行ったことがあります。
その時に、初めて英語のマンツーマンレッスンを受けました。
費用を抑えながら、マンツーマンレッスンが受けられるという理由で「フィリピン留学」が人気です。
それに加え、わざわざ海外に行かなくても手軽にマンツーマンレッスンが受けられる「オンライン英会話」が注目されていますね。
従来通りの英会話教室もありますが、「オンライン英会話」に比べると費用が高くなります。
その点「オンライン英会話」では「場所を選ばない」「時間に融通がきく」そして、様々な人件費を抑えることによって、費用が安くなります。
フィリピン留学はもちろんですが、「オンライン英会話」でも英語の講師として「フィリピン人の講師」の方達が沢山います。
「フィリピン人講師とマンツーマンレッスン」ってどんな感じなのか?
「フィリピン人講師とのマンツーマンレッスン」や「フィリピン留学」に興味がある方に向けて、
僕自身、以前にフィリピンで4ヶ月間「フィリピン人講師のマンツーマンレッスン」を受けてみての体験談や効果についてお伝えします。
英語で4ヶ月マンツーマンレッスンを受けてみての効果
まず、4ヶ月間フィリピン人講師によるマンツーマンレッスンを受けてみての効果のほどをお伝えしたいと思います。
レッスンの時間は、「1レッスン約2時間」で「一日2レッスン/週5日」という感じで受けました。
合計4時間のマンツーマンレッスンを週5日とあとは自習というスケジュールです。
では、その効果の程はと言うと、
補足として、フィリピンでの英語学習をする前に、オーストラリアにワーキングホリデーで1年滞在していました。
その時に、4ヶ月だけ語学学校に通いました。
その帰国後に受けたTOEICのテストで、初めて受けた時の点数は「405点」
そして、その後フィリピンで4ヶ月英語の勉強をして、受けたテストで「610点」
目に見える効果として、TOEICのテストで「200点ほどアップ」しました。
英会話の方はと言うと、オーストラリアでの1年のワーホリで「英語を使うことに慣れてきたかな」っと言う感じでした。
まだまだ、スラスラと会話が出来るとは言えない感じです。
そして、4ヶ月フィリピンでマンツーマンレッスンを受けてみて、たった4ヶ月ですが確実に英語を使うことに更に慣れました。
あくまでも、僕の個人的な感覚での効果ですので、参考になるかはなんとも言えませんが、参考までに。
フィリピン人講師について
フィリピン人講師とのレッスンについてですが、講師によって様々な面で個人差があるように感じました。
僕がレッスンを受けた講師たちは、基本的に普段はフィリピンの公用語である「タガログ語」か、その講師の生まれた場所の言語を話すようでした。
ですので、講師の中には英語ネイティブ並みの発音の方もいましたし、そうでない方もいました。
とは言え、英語を教えている講師の方々は、もちろん英語が堪能なので、英語を教わるには何も問題はないです。
むしろ、人によってはゆっくり話す方もいますし、僕たち日本人にわかりやすい発音の方もいるので、英語ネイティブの方よりもわかりやすい英語を話す方もいらっしゃいます。
ネイティブの方と英語で会話をするのに抵抗があると言う方、緊張してしまうと言う方にはいいのかなと言うのが個人的な感想です。
それに、僕がお会いしたフィリピン人講師の方達は、皆んなとてもフレンドリーで話しやすい方が多かったです。
そういった点で、変に構えることがないので、英会話にまだ慣れていない方に向いていると思います。
マンツーマンレッスンの内容
僕が、4ヶ月フィリピンでマンツーマンレッスンを受けた時のレッスン内容をご紹介しますと。
僕が受けたレッスンをあげると、
- 「発音の練習」
- 「カランメソッド」
- 「テキストを使ったフリートーク」
- 「TOEICのテキストを使った学習」
です。
もちろんレッスン以外の時間は復習や自習をしていました。
「発音の練習」
発音の練習は、発音用のテキストを使用して、実際に講師の前で発音し、間違っていたら発音を修正してもらうと言う感じでレッスンを受けました。
その時にテキストとして使用していたのが、「英語の発音を学ぶ・練習するなら「Mastering the American Accent」がおすすめ!」の記事でも書いていますが、「Mastering The American Accent」です。
発音の練習自体は一人でもできますが、やはり自分では発音の間違いに気がつきにくい場合があるので、誰かに聞いてもらい、発音を修正してもらうことで、更に発音は上達させることができますね。
「カランメソッド」
「まず、カランメソッドとは?」
カランメソッドは1960年代に英語学校の講師をしていたロビン・カラン氏が作り出した英会話教授法です。
その特徴は、相手の質問に対して反射的に答える訓練を繰り返すというものです。
英会話を習っていると、英語で質問を投げかけられたときにまずは頭の中で日本語で答えを考え、次にそれを英語に翻訳して表現しようすることがあります。しかしこれでは実際の会話のスピードについて行くことはできません。
日本語の会話がそうであるように、英語の質問には英語で反射的に答えられるようにならなければ本当の会話と言えないのです。カランメソッドはその力を徹底的に鍛える方法であり、今では世界中で使われており、とくにヨーロッパでは根強い人気があります。
カランメソッドにはテキストがあり、講師はそのテキストに沿って質問を次々に浴びせかけてきます。この質問に条件反射的に答えられるようになるのが目標ですが、その答え自体もテキストに書かれていることがあります。
もちろんテキストに答えが書かれているからといって、それを音読するわけではありません。レッスン中はテキストを見ずにすばやく答えることが求められます。初めのうちはすらすらとそれが口から出てくるわけではないでしょう。
しかしそういうときは講師が適切な答えになるよう、誘導してくれます。いずれにしても、「条件反射的に答える」ことを訓練する「習うより慣れろ」方式がカランメソッドなのです。
後はひたすらこのプロセスを繰り返します。やがて求められていた答えが反射的に出てくるようになるでしょう。オウム返しの訓練をしているようですが、あれこれ考えずにスッと答えが出るようになるための前提条件として、この条件反射的やりとりは重要なのです。
引用元:
「https://eikaiwa.kakaku.com/online_english/ranking.asp?oe_feature_cd=1」
簡単にやり方を説明すると、
講師が、テキストに沿った英語の質問をしてきます。
その質問自体を、即座に全く同じように繰り返し、その質問の答えを言うと言う流れです。
その際に、テキストは見ることはできません。
要は、あらかじめある質問と答えをテキストを見ずに即座に繰り返すと言う練習方です。
このメソッドは、英語を言い慣れる、反射的に答えられるようにするための練習方ですね。
僕は実際にこの「カランメソッド」を約1ヶ月やりました。
正直な感想を言わせていただくと、僕は「カランメソッド」は合わないなと・・・。
合わないと言いますか、すぐに飽きてしまいました。
毎回テキストの同じつまらない英文を読んでいるだけなので、物凄くつまらない・・・っと言うのが個人的な感想です・・・。
個人差はあるのかもしれませんが、僕はこの手の学習法は苦手だとしか言いようがありません。
最終的には英文をただ丸暗記して、それをただ読んでいるだけにしか感じなかったんです・・・。
「テキストを使ったフリートーク」
いくつかトピックがあるテキストを使ってのフリートークのレッスンもやりましたが、僕はこれが一番楽しかったです。
僕の場合、英会話をもっと上達させたかったので、やはり自由に話すレッスンが楽しかったです。
ただ、英語学習を始めて間もない場合は、「フリートーク」のレッスンは結構ハードルが高いと思います。
「何を話していいのかわからない・・・」「言いたいことが英語で言えない・・・」っと言うことになります。
僕の場合は、上記でもお伝えしていますが、1年間オーストラリアで生活して、実際に英語を使っていたので、英語を使うこと自体は問題ありませんでした。
ただ、ボキャブラリー(語彙や表現)が乏しかったので、その辺りを強化したかったと言う目的で「フリートーク」のレッスンを受けました。
ある程度、英語を話すことに慣れてきて、もっと英語を話す練習をしたいと言う方は「フリートーク」のレッスンは効果的です。
「TOEICのテキストを使った学習」
「TOEIC」のテキストを使った学習は、おまけのレッスンでした。
たまたま「TOIEC」のテキストが購入できたので、せっかくなので「TOEIC」を受けてみようと思い立ち、約1ヶ月ほど学習しました。
特に「TOEIC」のテスト対策をした訳ではなく、問題をといて分からない部分を教えてもらうだけのレッスンでした。
最終的には、ほぼフリートークのレッスンになっていましたw
っと言うのも、「TOEIC」の学習は自分でも出来ますので!
最後に
「フィリピン人の講師」にしても「ネイティブの講師」にしても、マンツーマンレッスンは確実に英語を話す練習になります。
「一対一なので当たり前ですねw」
「フィリピン人の講師」と「ネイティブの講師」はどちらがいいのかは一概には言えません。
「英語ネイティブの講師」のレッスンを受けたからといって、ネイティブ並みの発音になる訳ではありませんし、英語がペラペラになる訳ではありません。
結局は自分次第です!
なので、「ネイティブの講師の方がいい」とか「フィリピン人講師だと発音がちょっと・・・」などと言う意見を気にする前に、自分の目的をしっかり考えて、それに合った方法で英語学習をすることが大事だと思います。