英語の発音を独学で学ぶなら「Mastering the American Accent」が超おすすめ!

英語たんがいっぱい リスニング・発音の勉強法
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英語学習において、発音は非常に重要なポイントです。
スピーキングやリスニングの上達には、発音の正確さが欠かせません。

にもかかわらず、学校での英語学習では発音練習が十分に行われていないことが多く、意識せずに学習を進めている方も少なくありません。

しかし、発音がしっかりできていないと、英語を話すのも聞き取るのも難しくなります。
TOEICなどで高得点を取れても、実際の会話では苦労するケースも多いのです。

逆に、発音が良ければネイティブに近い印象を与え、コミュニケーションもスムーズに。
発音が上手だと、「英語が話せる人だ!」と思ってもらえるかもしれません。

この記事では、私が実際に使って効果を感じた発音練習用テキストを紹介します。
発音学習に迷っている方はぜひ参考にしてください。

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英語の発音を練習するなら「Mastering the American Accent」

英語の発音を学び、練習するために購入したのが、「Mastering the American Accent (マスターリング・ザ アメリカン・アクセント)」という教材です。

この本は、私が英語の発音学習で唯一使用したテキストでもあります。

名前の通り、アメリカ英語のアクセントを学ぶために作られており、多くの英語学習者から高く評価されている名著です。

内容は、母音や子音の違い、発音の仕方、文のイントネーション、単語同士のつながり(リンキング)、さらには発音記号の読み方など、発音に関する重要なポイントが幅広くカバーされています。

ちなみに、私が購入したのは少し前の版で、現在は改訂版が出版されています。
下に紹介するのは、その最新バージョンです。

効果的な使い方と注意点|実際に使って感じたこと

実際に『Mastering the American Accent』を使ってみて、「発音に対する意識が大きく変わった」というのが一番の感想です。

それまでは「何となく通じればいい」と思っていましたが、発音を意識して学び始めると、リスニング力にも変化が出てきました

この本の優れているところは、「発音」だけに特化していながらも、結果としてリスニングやスピーキング全体に好影響をもたらすところです。

私が特にメリットを感じた点を紹介します。

母音・子音の違いがわかりやすく学べる

例えば 「R」と「L」、「B」と「V」、「th」の発音など、私たち日本人にとって難しい音の出し方を、丁寧に段階を追って練習できる構成になっています。

この本には、発音記号だけでなく、口の形・舌の位置・音の出し方が文章でわかりやすく書かれており、それをCD音声と一緒に確認できるのがポイントです。

最初は違いがわからなかった音も、繰り返すうちに少しずつ体に染み込んでいき、「あ、今のは違う音だ」と判断できるようになってきました。

CD音声付きで、外出中もシャドーイングできる

『Mastering the American Accent』には音声CDが付属しているので、通勤や移動中でも学習ができます。

私自身、外出中に音声を聴いてシャドーイング(音声のあとに真似て発音する)を繰り返していました。

そのおかげで、発音練習を生活に取り入れやすくなり、継続もしやすかったです。

※私が購入したものは、少し古いバージョンのものでCD付きのものを購入しました。新しいバージョンのものはCD付きでないようなのでCD付きがいい場合は、注意してください。

発音は「声に出すこと」でしか上達しない

発音は「聞いているだけ」では身につきません。実際に声に出して、自分の口で再現することが何より重要です。

この教材は、音声にあわせて音読したりシャドーイングする前提で構成されているので、自然と発音を体で覚えられます。

音読に慣れてくると、今まで意識していなかった「音の抜け」「母音の伸び」「語尾の処理」など、細かい癖にも気づくようになりました。

学校では教わらない「リンキング」や「イントネーション」が身につく

この本の大きな特長の一つは、単語の発音だけではなく、実際の会話に必要な音のつながり(リンキング)や抑揚(イントネーション)まで学べることです。

たとえば、ネイティブが話す「Did you」が「ディッジュー」のように聞こえる現象。
これはリンキングによるもので、私たち日本人にとっては「知っている単語なのに聞こえない」と感じる原因のひとつです。

私も最初は、「LとRの区別」くらいしか意識していませんでしたが、この本を使ってリンキングや音の変化を知ることで、ネイティブの英語が一気に聞き取りやすくなりました。

「リスニングが伸びない原因って、発音にあったんだ」と気づかされた瞬間でした。

英語で書かれているため、リーディング力もアップ

この本はすべて英語で書かれているため、発音を学びながら自然と英語を読む力もついていきます
最初は「ちょっと難しそう」と感じるかもしれませんが、文法や語彙は中学〜高校レベルがわかれば十分読み進められます。

英語の説明文を読んで理解し、それを音で確認しながら練習する。
そんな学習プロセスそのものが、総合的な英語力につながっていると感じました。

録音して振り返るとさらに効果アップ

練習の際、自分の声を録音して聞き返すのが非常に効果的です。
最初は恥ずかしかったですが、「ネイティブの音」と「自分の発音」の差を客観的に聞くことで、どこを直せばよいかがわかります。

または、可能ならばオンライン英会話などを利用して、実際の会話で使ってみて、自分以外の誰かにに聞いてもらい、客観的に発音がおかしくないかを指摘してもらうのもかなりありです!

個人的に感じた少し微妙な点

この本の良いところはたくさんありますが、正直に言うと、少し気になる点もありました。

まず、この教材はすべて英語で書かれているため、英語学習を始めたばかりの方には少し難しく感じるかもしれません。

また、独学で発音を学ぶ場合、自分の発音が正しいかどうかを確認できないのが悩みどころです。
音声CDが付属しているので、それを聞きながら練習できますが、間違った発音をしていても誰も指摘してくれません。

上記でも述べていますが、ボイスレコーダーなどに自分の声を録音して、客観的に聞くことで間違った発音を修正するのもありですが、そもそもどこが間違っているのかわからない場合は修正すらできません。

そのため、発音の正確さをチェックするには、「英語教室」「オンライン英会話」「英語が得意な人に聞いてもらう」など、他の学習方法と併用することをおすすめします

私の場合は、フィリピンで英語学習をしていた時に、この教材をつかっていて講師と直接ができる環境だったので、その場で指摘していただいてすぐに修正する。一人の時は、何度も口に出して練習するを繰り返していました。

あとは、この教材はアメリカ英語の発音に特化しているため、イギリス英語を学びたい方にはあまり向かないかもしれません。

チェック!オンライン英会話の活用法は「英語を使う環境を作るため」に利用する!

どのタイミングで発音を学ぶ・練習すべきか?

では、この『Mastering the American Accent』を使って発音を学び始めるのは、どのタイミングが良いのでしょうか?

個人的には、英語学習を始めてできるだけ早い段階で取り組んでも良いと思っています。
ただし、この教材はすべて英語で書かれているため、本当に英語を始めたばかりの方には少し難しく感じるかもしれません。そこは覚悟が必要です。

もしまだ基礎が固まっていない場合は、まず日本語で書かれた発音の入門書や、画像・動画など視覚的に理解しやすい教材を使って基礎を固めてから、こちらの本に取り組むのがおすすめです。

また、音声付きで発音の仕方を詳しく説明している教材を選ぶと、より効果的に学習できます。

「Mastering the American Accent」の評価

「Mastering the American Accent」の実際の評判を紹介しておきます。
(Amazonでのレビューの一部引用です)

発音、会話のリズム、リンキング等が綺麗にまとめられている
投稿者 NDJ

アメリカのブロードキャスティング・イングリッシュ(標準的な綺麗な発音)が身に着く本です。

ネイティブではない人、英語を第2外国語として身に着けたい人を対象として書かれているので、説明が親切で平易に表現されています。(読み上げは明瞭ですがネイティブスピードに近いです)

 

一言で表わすなら「私のモチベーションを最大に上げてくれた本」

色々試したけれど納得行かない私と同じような状況にある方に是非おすすめしたい本です。
 
投稿者 mamiko

色々な英語音声の教材(オーディオブック等)を聴いてリスニングの能力を強化しようと思っても、何度聞いても全然聞き取れない音が多くて、こうしたことを続けるのは非生産的だと思った方(私がその一人)には、お薦めできる教材です。

勿論、綺麗な発音を身につけたい方にも。

投稿者 MASATO

まとめ|発音に悩む人にこそ試してほしい1冊

英語の発音は、正しく学べば確実に上達します。
そして、それは「通じる英語」に直結し、スピーキングだけでなくリスニングにも効果をもたらしてくれます。

『Mastering the American Accent』は、発音に悩んでいた私にとって、「音の壁」を突破するきっかけになった一冊でした。

特に、音のつながり(リンキング)やイントネーションなど、学校では習わなかった部分までしっかりカバーされており、「発音ってここまで深いんだ」と驚かされました。

英語を勉強していて「通じない」「聞き取れない」と感じている方、あるいは「もう一歩先へ進みたい」と思っている方に、ぜひ一度手に取ってみてほしい教材です。

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