皆さんこの単語ご存知ですか?
「carry (キャリー)」
恐らく中学の時に英語の授業で習った記憶があると思います。
そうです、「運ぶ」と言う意味の単語ですね。
では、この英文の意味はどうでしょう?
先日、英語の勉強をしていたらこの英文と出くわしたのですが、文自体は全て中学で習う単語ばかりで難しくはないです。
ですが、いまいち文の意味がつかめませんでした・・・。
始めに思ったのが、
「これ以上なにかを運ばないって意味かな?」
っと。
しかし、どうもしっくりこない・・・・。
日本語でもそうですが英語でも勿論、使う場面で意味が変わる単語は沢山あります。
「carry(キャリー)」と言う単語も様々な意味がありますが、
この場合の「carry(キャリー)」の場合はどういった意味なのか?
「carry(キャリー)」の意味
『自動詞として』
- 「運ぶ、持っていく」
- 「伝わる、届く (声などが)」
- 「投票が行われる、投票で可決される」
- 「飛ぶ、転がる(ボールなどが)」
- 「銃を持っている」
『他動詞として』
- 「 ~を(持ち)運ぶ 」
- 「~を携行する、~を持っている」
- 「店に置く、扱っている、在庫として持っている (商品を)」
- 「身ごもっている、妊娠している(子供を)」
- 「~を伝える、~を放送する」
- 「支える(重いものを)」
- 「支える、支援する (人を)」
- 「制する(選挙区を)」
- 「~を持ち越す」
- 「キャリーで~に届く、キャリーで~を越える(ゴルフ)」
『名詞として』
- 「持つこと、運ぶこと、支えること」
- 「飛距離、キャリー(ボールや銃弾などの)」
- 「キャリー(アメフトでボールを持って走ること)」
「carry」の意味は「運ぶ」だけじゃない?
「carry」といえば、真っ先に思い浮かぶのは「運ぶ」という意味ですよね。
こんなふうに、実際に何かを持ち運ぶイメージを思い浮かべる人が多いと思います。私も同じようなイメージを持ちます、よく聞く単語としてキャリーバックなどまさにそうですね。
でも実は、「carry」にはそれだけじゃない意味があるんです。
「we don’t carry them anymore.」 の意味は?
冒頭に出てきたこの英文:
一見すると、「もうそれらを運んでいない?」とも思えますが、これは 「それらの商品はもう取り扱っていません」 という意味になります。
実はこれ、お店でよく使われる表現なんです。
私の中で、「carry(キャリー)」のイメージと言えば、何か物などを運ぶイメージしかありませんでした。
しかも、この場合のシチュエーションだったら、
でも意味は同じなのでは?とも思いました。
「carry」と「have」のニュアンスの違い
正直なところ、最初に見たときは私もこう思いました:
「『We don’t have them anymore.』でも、意味は同じじゃないのか?」
でも、調べてみるとこの2つには明確な違いがありました。
表現 | 意味 | シチュエーション |
---|---|---|
We don’t carry them anymore. | もう取り扱っていない | そもそも扱いをやめた商品 |
We don’t have them anymore. | もう在庫がない | 商品はあるが売り切れ状態 |
つまり、「carry」を使うとその商品が今後も再入荷しない可能性が高いというニュアンスが含まれるんです。
ニュアンスが違うと言うよりもそもそも意味が違ってきますね。
「お店に商品の取り扱いが無い場合」と「商品が売り切れの場合」の違い。
英会話での注意点
たとえば、あなたが店員だったとして、外国人のお客さんから:
と聞かれたとします。
その商品自体の取り扱いがすでに終了している場合、
もし間違って「We don’t have them anymore.」と返してしまうと、
「売り切れてるだけか。じゃあまた来よう。」
と誤解される可能性があるんです。
ちょっとした単語の違いで、相手に伝わる意味が大きく変わる。
英語って、やっぱり奥が深いですね。
「carry」を使った他の表現
ちなみに、「carry」は他にもこんなフレーズで使われます:
日常会話でもビジネス英語でもよく使われるので、ぜひあわせて覚えておくと使う機会があると思います。
まとめ:シンプルな単語でも奥深い
今回この表現に出会って、素直に「へぇ〜面白いなぁ」と思いました。
「carry(キャリー)」のような、こんな簡単な基礎的な単語でも、意味合いが違うだけで意味がわからなくなるんだなーと・・・。
今回の「carry」のように、中学レベルの単語でも文脈が変われば意味も変わる。
英語の面白さって、こういう発見にもあるんだなと改めて感じました。
今後も、シンプルな単語ほど注意深く使っていきたいですね。